祭祀財産とは、民法に規定されている「系譜」「祭具」「墳墓」のことをいいます。系譜とはすなわち家系図のことで、祭具は位牌・仏壇・神棚など、墳墓は墓石などのことを指します。これらの所有権は、「慣習に従って祖先の祭祀を主宰するべき者が承継する。但し、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。」と民法で規定されています。これらが明らかでないときは家庭裁判所が定めることになっており、預貯金や不動産などの財産とは異なり、相続財産性を有しません。過去には遺体や遺骨をだれが承継するのかで争われた裁判もありましたが、この点については今だ統一的な見解はないとみてよいでしょう。
祭祀財産
湘南なぎさ合同事務所が提供する基礎知識と事例
遺言書の種類につい...
遺言の書き方はいくつかあります。法律で定められたどの方式を選択す...
財産整理
財産整理とは、自分の死後、残された家族のために自分の財産をシー...
負担付遺贈とは
民法第1002条1項は、負担付遺贈を受けた者は、遺贈の目的の価額を...
相次相続控除
相次相続控除とは、短い間に相続が相次いだ時に相続税の負担を抑える制...
遺留分制度について...
遺産の取得については、相続人たちの話し合いで決めるのが基本的な流...
遺言信託
遺言信託とは、遺言の方式による信託の設定のことをいい、信託銀行が自...
胎児と遺産分割
被相続人が亡くなった時に、配偶者のお腹の中にいる胎児にも相続権が認...
家族信託とは?民事...
相続問題や事業承継の問題、判断能力が衰えた場合などに備え、家族信...
保証人 連帯保証人
被相続人(亡くなった方)が会社の負債や第三者の負債の保証人・連帯保...

湘南なぎさ合同事務所(茅ヶ崎市、藤沢市、平塚市、鎌倉市)|祭祀財産