特別縁故者とは、内縁の妻や同居人など血のつながりや婚姻関係、家族関係はないものの生前に被相続人と特別に親しくしていた人のことをいいます。民法958条の3では特別縁故者として、「被相続人と生計を同じくしていた者」、「被相続人の療養看護に努めた者」、「その他被相続人と特別の縁故があった者」が挙げられており、被相続人の特別縁故者にあたる場合には法定相続人がいない場合などに家庭裁判所に請求を行ない、家庭裁判所から正当であると認められた時には相続財産の一部もしくは全てを分与してもらうことができます。家庭裁判所への請求は、相続人を捜索するための公告で定められた期間(法定相続人を探す手続きの期間)の満了後3か月以内にする必要があります。なお、被相続人に法定相続人がいない場合や特別縁故者が請求を行なわなかった場合には、被相続人の相続財産は国庫に帰属します。
湘南なぎさ合同事務所では、相続・遺言・成年後見などに関するご相談を女性専門家ならではの安心の対応力で承っております。気軽に相談できる環境づくりを心がけておりますので、相続・遺言・成年後見などに関することでお困りの際はお気軽にご相談ください。
特別縁故者
湘南なぎさ合同事務所が提供する基礎知識と事例
遺産分割協議
遺産分割協議とは、相続人同士がそれぞれの相続分について話し合う会議...
任意後見監督人
任意後見監督人とは、任意後見人が契約通りに適正に仕事をしているかチ...
家族信託と任意後見...
財産管理に効果的な制度としては家族信託、任意後見制度があげられます...
相続手続きの流れと...
相続手続きの流れを把握せず、各種手続きを忘れてしまうと遺産分割後...
遺言書の種類につい...
遺言の書き方はいくつかあります。法律で定められたどの方式を選択す...
相続登記には期限がある?
相続登記の期限は特に定められていません。そのため、相続登記はご自身...
不動産相続
不動産相続を行なう際には、不動産の評価額を算定するとともに、一...
保佐制度
「保佐」は、判断能力が著しく不十分な方を対象とした制度で、被保佐人...
相続登記の必要書類とは
相続登記に必要となる書類は、相続のパターンによって異なります。ここ...
湘南なぎさ合同事務所(茅ヶ崎市、藤沢市、平塚市、鎌倉市)|特別縁故者